92:2007/09/06(木) 19:31:17.03 ID:

●母の優しさ(涙あり)

パン屋の朝は早い。
前の日の残業で疲れが溜まっていたその日、俺は寝過ごしてしまった。
普段なら5時に起きないと行けない所を5時半まで寝てしまったんだ。
やべえええええええ!!!
ドタバタと慌しく動く俺を見て母ちゃんが起きる。

93:2007/09/06(木) 19:32:01.14 ID:

母「なんや、遅刻か?」
俺「寝過ごしたーー!!!」
母「準備しといたるからはよ顔洗って来い」
俺「わかった!頼んだ!」
髭を剃り、顔を洗い玄関にダッシュ
母「バッグに白衣詰めといたったで!」
俺「おお!さんきゅー!ほな行って来る!」
母「気をつけや~」
母に見送られバス停までダッシュ。
バス亭まで残り30mと言う所で俺の隣をバスが平行して走る
なめやがって!絶対そのバス乗ってやる!
燃えろ俺のコスモーーーー!!!
全力疾走ギリギリセーフ。 間一髪乗り込めた

94:2007/09/06(木) 19:32:35.32 ID:

いつもより1本遅いバスだがこれなら遅刻しなくて済みそうだ。
バスに乗り落ち着いた俺はバス内のもう一眠り。
終点で降りるので問題は無い。
15分後
バスが目的の場所に到着したので降りる。
そして問題無く職場に到着。
同僚達に挨拶をし、いつもより遅いと茶菓されつつ更衣室に入る。更衣室には係長が居た。
軽く挨拶をし、そのまま着替える。
上下共白衣に着替え、ファミレスやら飲食店で働いた事のある人は知ってると思うが、電石帽と言う奴を頭に被る。
簡単に言うと髪の毛が落ちないようにコック帽の下に被るネットだな。

95:2007/09/06(木) 19:32:57.64 ID:

そいつをバッグから取り出すと…何か違う感じがした。
まぁいいや、被ろうと両手で広げた時に俺の時間が止まった。
ネットの穴が大き過ぎる。
そして穴は二つしかない。

母ちゃんのパンツじゃん…
隣で見ていた係長が呼吸困難に陥る。
いくらなんでも母ちゃんのパンツを被る訳には行かないので
事務所に行って新しい電石帽を貰いに行く。

98:2007/09/06(木) 19:34:16.27 ID:

その日は一日パンツの件でイジられ続ける俺。
課長「パンツ被ってんの?www」
俺「被って無いですwwwww」
同僚「パンツ被らないの?wwww」
俺「うるっせえ!パンツぶん投げんぞ!」
ずっとこんな感じ。
やがて地獄のイジられタイムが終了し、家に戻る。

99:2007/09/06(木) 19:34:41.66 ID:

家に到着してまず母の元へ行く。
そして頭をハタく
母「何すんねん!?」
俺「正座しろ」
母「だからなんやねん」
俺「今日な、電石帽が入ってなかった」
母「忘れてたか、あんたが遅刻するのが悪いんやないの!」
俺「…変わりに違う物が入ってた」
母「なに?」

100:2007/09/06(木) 19:35:02.03 ID:

無言でバッグからゆっくりパンツを出す俺。
すぐに自分のパンツだと気付き物凄い勢いで奪い取り赤面する母。
俺「何恥ずかしがっとんねん!もう手にとって見た後や!」
母「そら悪かったwwww」
俺「黄ばんだパンツ入れやがってこのオバハン!」
母「黄ばんでないわ!!」
長男が隣で呼吸困難。
今思い出しても最悪な一日だった。